2023年12月26日

よしもと芸人の「motto!なんばを歩こ!」Vol.3

なんばといえば、よしもとのホームグラウンド!よしもと新喜劇でおなじみのなんばグランド花月や、若手お笑い芸人たちを輩出するよしもと漫才劇場があり、街でよしもと芸人たちに出くわすこともしばしば。今回は、大人気のよしもと芸人たちになんばのお気に入りスポットを案内してもらう、スペシャル企画の第3回目!島田珠代の「カフェめぐり」編です。

1.ロフト横でのジャッジタイムの休憩に「タリーズコーヒー」

いま私は、中3になる娘とすごく仲良しで、
いつも一緒に出掛けてウロウロしてるんですよ。
特に、”なんば”は私たちの庭!
なんばCITYとなんばパークスって不思議ですね、
勝手さえ分かれば行ったり来たりできるんで。
すごく造りが良くできているなというか、CITYは「カジュアル」で、
パークスは「ちょっと大人」のエリアとして使い分けてます。
用途によって歩くルートが変わるので
「今日はあれ買いに行こう」となったら「じゃあCITYの○○ね」って感じ。

そして今、娘がハマってるのがパークス5階のロフト。
すごく品揃えが良いというか、ギュッと良いモノが
詰まっているので楽しいんですよね。
「これ欲しかったな、でもなかなか無いな」というモノが揃ってて、
ついついいろいろ欲しくなっちゃう(笑)。
中3だと急に美容に目覚める頃で、髪の毛が長い娘は
「ナイトキャップって要るかなぁ」とか言いながらね。

そして、タリーズがロフトの横にあるので、
「これ買おうかな、買わんとこうかな」と迷うジャッジの間の
ちょうど良い休憩場になっていて楽しいんです。
今は、大好きなキャラクターコーナーのド真ん前がタリーズに!
私らは可愛い系キャラが大好きなので、いつも癒されながら
娘と優雅にティータイムをさせてもらってます。

ここではいつも、娘はロイヤルミルクティーをホットで。大人です。
私のほうが若者みたいに、マンゴータンゴスワークルという、
フローズンドリンクが好き。
濃厚なビタミン系を飲むと、なんか元気になるんですよね。
めちゃくちゃお腹空いてる時にフードメニューを見てしまったら、
食べてしまいたくなるけど、一旦気持ちをおさめて、
夜ご飯にはお酒のある店へ、きちんと食べに行きます(笑)。

タリーズコーヒー(なんばパークス)

ジャンル/スペシャルティコーヒーショップ

フロア/なんばパークス 5F

TEL/06-4395-5061

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2.ここを拠点にCITYのお気に入り店をぶらぶら「ナナズグリーンティー」

私たち親子にとって、なんばCITYの地下2階ってほんとに天国なんですよ!
娘がこの階のユニクロで服を買うし、
私もリピート率の高い服屋さんがこの階にある。
そして娘は本が異常に好きで…この階には大きい旭屋書店さんもあったりと、
今やどこに何の店があるかも分かる!
やすえ姉さんもあきえ姉さんもみんなお詳しく、
新喜劇の女性陣はみんな、なんばCITY大使ができるくらいです!

そしてこの階には、ニトリデコホームっていうお洒落な店があって、
すごく重宝してるんです。うちは猫を飼っているのですが、
このニトリに斜め切りのコロコロ(スペアテープ)があるんです。
紙を斜めに取れるからイライラしなくて良いアイディア商品!

その真ん前にあるのが、抹茶カフェのナナズグリーンティー。
店内にも椅子はあるんですが、カフェ前の広場的なところにも
テーブルが置いてあって、そこでいつもほうじ茶ラテを飲んでるんです。
ニトリやユニクロで買い物中もここを拠点にすると便利で、
また迷ってる品を買うかどうかのジャッジタイムに利用します(笑)。

今日はいつも躊躇していた、抹茶白玉パフェにチャレンジしてみようっと。
わぁ、中には玄米のシリアルとか抹茶ゼリーとかが入ってて、
ボリュームはあるけど意外にヘルシーなんですね。

娘は服にはすごくこだわりがあって、あまり家のお金を使わせたくないと、
ずーっと同じユニクロのデニムとトレーナーというシンプルさ。
お洒落したい年頃なのに、親孝行なんですよね〜。
でも旭屋書店ではジャンルが沢山あって、小説や雑誌のコーナーに行ったりと、
滞在時間が長くて困る!それを待つ場所としてもこのカフェが最適なんです。

ご飯にふたりで行く時は、和食かな。
娘は、なんばパークス5階の「源ちゃん」のシラス丼が好き。
新喜劇の後輩と行くのは、同じく5階にある
「8ppy麻辣湯(ハッピーマーラータン)」という辛い春雨スープのお店です。
私はお酒が大好きで、ご飯に行っても飲みながら娘とすごくしゃべるんです。
私がビールや酎ハイを飲んで、彼女は横でソーダとかウーロン茶ね。
学校や友達のこと、私の仕事のこと、ママのここが嫌とか娘のここが好きとか。CITYとパークスのおかげで仲良しでいられてます。
私よりも背が10㎝以上高いし、すごくしっかりしてる。
私は子どものまま大人になった感じなんですけどね!

ナナズグリーンティー(なんばCITY)

ジャンル/和カフェ

フロア/なんばCITY 本館 B2F

TEL/06-6644-2978

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3.仲間と笑ったり泣いたりした青春の思い出の喫茶店「英國屋」

英國屋さんには、22歳の頃に新喜劇入ってすぐ、約30年前に来ていました。
デビュー当時はカジュアルなカフェが無くて、私たちにとっては高い
1杯のお茶を頼んで、同期の4人で3時間くらい粘ってましたね。
反省したり、先輩にどう接すればいいんだろうとか。
吉本に入って初めての悩み事を、ここで泣いたり笑ったりして
話し合った思い出があります。
かけだしの頃、新喜劇でも通行人役でしか出られず、セリフもなし。
それでも何か「笑かさなあかん」と使命があったんですが、
最初はなかなかうまくいきませんでした。
その当時、座っていた席は隅っこで、注文していたのは
ホットのアールグレイのミルクティーでした。
あの人を好きになったとかの恋話もこの英國屋で。青春ですね。

一番迷いが多かった頃に助けてもらった喫茶店なので、
夢にもこの通りが出てきます。
「わー劇場に間に合わへん!セリフが覚えられへん!」って言いながら
夢の中でここでお茶を飲んだり、この通りを走ってたりします。
やはり自分の中での思い出なんでしょうね。

スタバなど手軽なカフェができてしばらく疎遠になったけど、
大人になると、素敵なソファとテーブルで
いい食器でお茶を飲むのは良いなぁと思う。娘も今度誘ってみます。
一緒にお茶してた人たちは、みんな結婚して辞めましたね。
よく自分は続いたなって。この世界は毎日が戦いなので同窓会がないんですよ。
とにかく必死だったので、それを振り返るのもこっ恥ずかしいしね(笑)。

私は心斎橋二丁目劇場の出身なんですが、売れない時代は劇場の前で
毎日10人くらいで並んで、橋の上で呼び込みしましたね。
6時半にイベントが始まるのに6時25分まで
「チケット買ってください!ちょっと待って!買って!」って(笑)。
良い経験だったと思います。もう早く芽を出さんとヤバいぞ、という
必死さとプレッシャーがありましたね。
新喜劇が終わったらその英國屋メンバーでまっすぐ大衆居酒屋に行って、
夜は「カンパイ!」と発散してました!
舞台に立ち始めて何をやってもウケないと、精神的に大きなダメージが。
それを発散するには大量のお酒が必要でした(笑)。
そういう流れを経て今の私がある、と思うと紅茶さえ愛おしいですよね。
ちなみに、なんばCITYにもカフェ英國屋さんがあるので、
カジュアルにお茶を飲めるのが便利です!

4.島田珠代 プロフィール

生年月日:1970年05月10日
身長/体重:151cm /43kg
血液型:B型
出身地:大阪府 大阪市
趣味:長電話/書道/お酒/温泉旅行/グルメ
出身/入社/入門:1988年 入社